布団の中がみょうに暖かくて
目覚めると、俺のとなりで
見た事もない女の子が
寝ているじゃないか。
なんだなんだどうしたんだ!?

これは夢だな。うん、夢だ。
高校の…二年生になるまで
浮いた話とはてんで縁のなかった
俺に、どう考えてもこんなことが
起こり得るはずがない。

よし、顔洗ってこよう。
落ち着けば女の子なんて
いなくなるはずさ、うん。
顔を洗って戻ってくると
案の定女の子は姿を消していた。
勿体ないやらほっとするやら、
二度寝をきめこんでうとうとしていると
なにやら階下からいい匂いが
漂って来た。

あれ、かーちゃんはいないはずなのに…
(って、なんでいないんだっけ?
 …そうか、旅行中だっけな)

「あ、もう起きる?
 ごはんすぐできるから、すわって」


えーと。
えーと。

「はい、あーん」
「あ、あーん」
………モグモグモグ。
「おいし?」
「う、うん………」

わけぎと干しえびの入った卵焼きは
和風のだしがほんのりきいて
とってもウマい。

ありえねえと思いつつ
もったいなさについついこの状況を
堪能してしまう俺だった。

「おみそしる味薄くない?」
「ちょこっと…あ、でも、
 おいしい……です」

……、じゃなくて!!
ってゆうか、キミは誰なのよ!?
 もどる。 つぎ。

inserted by FC2 system